少し前になりますが、大宮区役所・大宮図書館が近代建築の2019年8月号に掲載されました。
この案件では大成建設さんの設計チームに参加させていただき、提案から竣工まで携わることができ、とても貴重な経験ができました。
大宮区役所・大宮図書館は既存庁舎の耐震不足と同様の問題を抱えていた大宮図書館も含めてPFI事業で建て替えを行うというプロジェクトでした。PFI事業とは民間の資金や技術をいかして、設計・建設・維持管理を行う事業です。
PFI事業
また大宮区役所・大宮図書館は大宮駅東口の再開発のカギを握る第1号プロジェクトとして市民からの期待も非常に大きいものでした。
大宮駅東口についての記事
設計段階では市民ワークショップを計4回、着工前には地固め祭、上棟前にはてがた絵祭り、供用開始前には完成祭を行うなど市民と一体となってプロジェクトを進めてきました。2019年5月7日に供用開始となり、初日の来訪者は5000人近くにのぼり、現在も大変盛況で多くの方に利用されています。取材や撮影で訪れた際も、設計者が思い描いているような、もしくはそれ以上にうまく施設を利用している光景を目の当たりにすると非常に嬉しく思います。実際に写真を撮ってもらったカメラマンさんも段床の端にあったクッションが1つまた1つと広がり、そこに人が座っていくといった感じでどんどんにぎわいが出てすごく自然でいい写真が撮れたと言ってました。隣接する氷川参道も緑が素晴らしく、図書館は緑をたくさん感じられるとても気持ちのいい空間になっています。
大宮の近くに行くことがあればぜひ一度寄ってみて下さい。
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